子供の教育問題は夫婦喧嘩の原因にもなる
教育方針の食い違いについて
夫婦喧嘩の原因と言えばたくさんありますが、その中の1つとして子供の教育問題があります。
親は子供に幸せになって欲しいという思いや世間体を気にして、自分の思い通りに育てようとします。
しかし、夫婦間で育て方に関する意見が必ずしも一致するわけではありません。そのため喧嘩の要因になることがあるのです。
つまり、教育はそれだけ重要であるということです。
中には子供に様々なことを期待している親もいます。自分が果たせなかった夢を託したり、強引に勉強させて有名な学校へ入学させようとするのです。
それが夫婦間の対立を引き起こすことになります。
例えば、夫が子供をサッカー選手にしたいと思い、幼少の頃からサッカー教室へ通わせても、妻は公務員になって安定した人生を送って欲しいと思うケースもあるでしょう。
夫と妻はそれぞれ育ってきた環境や歩んできた人生などから、子供に対する教育方針に食い違いが生じるものなのです。
どちらかと言えば、男性は大きな夢を託して、女性は平凡で堅実な人生を過ごして欲しいと思う傾向があります。
特に男性で自分が長年抱いていた夢を実現できなかった人は、子供に強い思い入れがありますので、無理に自分の夢を押し付けようとします。
その多くが芸術家、スポーツ選手、医師、弁護士などの一般の人が憧れる職業です。それに対して女性は現実主義ですので、地味でも安定した仕事に就くことを望んでいます。
私の知り合いでも、このような子供の教育が原因で意見の食い違いが発生し、喧嘩をして離婚にまで発展した夫婦がいます。
子供ができると、パートナーへの恋愛感情よりも子供への愛情のほうが上回ってしまうのです。
教育方針は大切ですが、夫婦が決して離婚をしてはいけません。なぜなら、子供を育てる上で悪影響を与えてしまうからです。そのため2人で充分に話し合う必要があります。
解決策について
このように子供の教育方針で意見が対立した場合はどうすれば良いでしょう?
1つの解決策として、相手の意見を尊重して従うという方法があります。幼児期は子供がどんな才能を持ち、どんな仕事に向いているかについてはわかりませんので、何かにトライさせて様子を見るのです。その上で方針を変更するなどの話し合いをすると良いでしょう。
2つ目は子供に何をしたいか聞いてみることです。まだ、それほど考える力がついていない時期に聞くのは難しいかもしれませんが、子供が自分で発言したことなので納得するのです。
習い事をさせるのが最善の方法かもしれません。スポーツ教室、音楽教室、絵画教室などに通わせて、一番興味を示したものを継続させるのです。
これらに全く興味を示さなければ無理矢理やらせる必要はありません。普通の子に育てれば良いでしょう。
自分の考えをしっかり持てるようになったら、夢を語れるようになるかもしれません。それまで待ちましょう。
もし小学生くらいまで成長してきたら、職業体験ができるキッザニアなどのテーマパークに連れて行くと適正などを見極めることがでますので、参考になります。
子供の教育は将来を決める重要な問題であり、夫婦喧嘩の原因になります。しかし、自分の意見ばかり主張するのではなく、パートナーの意見も真剣に聞くようにしましょう。
それが夫婦が円満に過ごすためのポイントなのです。また、夫や妻に相手に対して、いつまでも愛情を持ち続けることも忘れてはいけません。
もともとは2人の恋愛があって子供などの家族に恵まれたのですから、大切にしましょう。