恋人同士の金銭の貸し借りについて
優しさが恋人を失う原因になることもある
金銭の貸し借りはどんなに親しい間柄でも行ってはいけません。それは恋人同士であっても同様です。
これは私の経験から言えることですが、どんなに誠実で信用できると思っている人でも約束の期日までにお金を返してくれるとは限りません。
その理由は、借りている側は相手に「甘え」の気持ちがあるからではないでしょうか!
「恋人だから返済が遅くなっても大目にみてくれるだろう」「返さなくても文句を言われないだろう」などと考えているからだと思われます。
それに対してお金を貸している側は、約束の期日までに返してもらえず、催促をするべきかどうか迷うことも多いでしょう。それは催促をすることによって恋愛関係が崩壊することを恐れているからです。
そのため、催促したくても言い出せないという歯がゆい思いをしなければなりません。
そう考えると、何があってもお金を貸さないことが大切です。
ところが、お金を貸す側は恋人から懇願されると断れなかったり、好きな人が困っているのだから助けてあげようと思うのです。
そして、その優しさが恋人を失う原因にもなるのです。
お金を返してくれないことによって、相手に対して不信感を抱いて嫌いになることもありますし、喧嘩になることもあります。
やがて、どんどん仲が悪くなり、別れることになるのです。
お金は貸すのではなく、援助するつもりで!
恋人同士のカップルであっても、基本的に金銭の貸し借りはやってはいけないことですが、もし恋人を助けたいのであれば、貸すのではなく援助するつもりでお金を渡すようにしてください。
そうすれば、仲が悪くなることはありません。その理由は、もともと相手にあげたお金ですので、返って来ないのは当たり前だからです。
しかし、金銭的に援助をするのであれば、ただ単に恋人同士という関係ではなく、相手と婚約するくらい深い関係になったケースに限られます。
もちろん、いつ別れるかわからない相手に金銭的な援助はしないほうが良いでしょう。せっかく援助しても、すぐに別れてしまったのでは意味がありません。
婚約をしたカップルの場合は、結婚する前にお互いに借金をきれいにすることがあります。よくあるパターンとして、女性が銀行や消費者金融などからお金を借りていて、男性がそれを全額返済してから新しい生活を始めるというケースです。
つまり男性が婚約者の女性の借金を立て替えた後に結婚するのです。相手と確実に結婚するのであれば、援助をしてあげることによって絆が深まるのではないでしょうか。
恋人同士では金銭の貸し借りを行わずに、結婚の約束をした相手に限って金銭的な援助をするようにしましょう。そうすればトラブルなどが発生する心配はありません。