恋愛なんでも研究室

恋愛に関してのあらゆる問題について研究するサイトです。片想いの恋から夫婦の恋愛まで幅広く取り上げます。

恋愛に関する諺について

f:id:jeff777:20160604174249j:plain

愛してその醜を忘る

恋愛に関する名言や諺は世の中にたくさんあります。

これらは恋愛に悩む人の指南役になったり、納得させられるものもありますが、あまり教訓として活かせないものまで様々です。

そんな中で私が共感している諺を3つ取り上げてみたいと思います。

1つ目は「愛してその醜を忘る」という諺です。

これは相手を本気で愛してしまうと、その人の良い点ばかりが目に入り、悪い点については全く気にならないというものです。

私は、この諺と同じ気持ちを学生時代に痛感したことがあります。

大学に入学した頃に中学時代からずっと片思いだった女性にアタックして、 恋が実り半年間交際したことがあります。

私は長い間彼女のことが好きでしたので、初デートの前日は緊張して眠れませんでしたし、彼女に慣れるまで顔が赤面したり、手を繋ぐ時も震えていました。

当時はそんな純情な心を持っていましたので、常に頭の中は彼女のことしか考えていませんでした。

そのため彼女の長所や短所を含めて、すべてを好きになったのです。

彼女は優しくて可愛い女性でしたが、とてもルーズでだらしないところがありました。

約束の時間に遅刻することは日常茶飯事でしたし、待ち合わせ場所を間違えることもありました。それに加えて、物を失くしたり、歩いていてよく転ぶことがありました。

そんな欠点を「可愛い」と思い、どんなことも受け入れていたのです。

また、このような女性は守ってあげたくなってしまうものです。

「また転んで膝をすりむいちゃった。私ってドジね!」などと愛くるしい笑顔で話し掛けられるとメロメロになり、彼女への愛がどんどん深まっていく感じがしました。

しかし、どんなに深い愛であっても長続きさせるのは難しく、そんな彼女への愛にも終わりが訪れたのです。

「愛想も小想も尽き果てる」と「愛は小出しにせよ」

2つ目の諺は「愛想も小想も尽き果てる」というものですが、これは相手の発言や行動などに愛想が尽きて、愛情がなくなってしまうことです。

相手を心底好きだったにもかかわらず、時間が経つにつれて徐々に愛情が薄れてしまったり、ある出来事をきっかけに嫌いになるのはよくあることですが、私もいつの間にか彼女への愛情がなくなっていくことを感じていました。

そしてお互いに連絡を取り合うことがなくなり、自然消滅という形で別れました。半年間という短い間に恋愛感情が燃え尽きてしまった感じです。

私が共感した3つ目の諺は「愛は小出しにせよ」というものですが、これはあまりに愛情が強すぎると長続きしないので、ほどほどにしたほうが良いというものです。

正に今回の私のケースに当てはまる諺だと思います。

結局、これらの諺から恋愛はほどほどにしたほうが良いということを学びました。

仕事のパートナーと恋愛をするメリットとデメリット

f:id:jeff777:20160523231921j:plain

都合が良い相手

自分の仕事のパートナーと恋愛関係になり、結婚をしたという人はたくさんいらっしゃると思います。

職場などで男女がペアになってプロジェクトに取り組んだり、一緒に事業を始めるケースなどもありますので、仕事を通じて男女が親しくなることは、それほど珍しい事ではありません。

しかし、中には全く異性と交流を持つチャンスに恵まれない人もいます。これは運次第と言えるでしょう。

運良く異性のパートナーと2人で仕事をする機会を得ることができた人は、親密になることはそれほど難しい事ではありません。

それは日常生活の中で仕事をしている時間が最も長いからです。つまり人生で最も多くの時間を一緒に過ごすのは仕事のパートナーということになります。

そのため恋愛に発展することが多いのです。仕事のパートナーと恋が始まるのは自然の流れと言えるでしょう。

最も身近な相手であれば、お互いによく知っていますので安心感がありますし、わざわざ恋活をする必要もありません。とても都合が良い相手なのです。

ところが、良い事ばかりではありません。悪い事もあります。

つまり仕事のパートナーとの恋愛はメリットとデメリットの両面があるということです。

仕事もプライベートも一緒だと不都合なこともある

それでは仕事のパートナーと恋愛をした場合、どんなメリットがあるでしょう?

まず、仕事やプライベートでも常に一緒に過ごしていますので、相手に浮気をされる不安がないということです。

行動をする時も1人になるチャンスが少ないため、他の異性と知り合うきっかけも作れないのです。

そのため安心して付き合うことができます。

また、同じ仕事をしていますのでデートの日程を合わせやすいことも大きなメリットです。

全く違う業界で仕事をしているカップルなどは、休日が合わなくてデートをすることが難しいという欠点がありますが、職場が同じであれば、そのようなことを全く心配する必要がありません。

それではデメリットは何でしょう?

最も大きな問題はデートの時に仕事を忘れるのが難しいということです。これはデートの相手が仕事の相棒であれば、仕方がないことかもしれません。

場合によってはデートの話題が仕事の話になってしまうことがあるかもしれません。

また、2人が喧嘩などをして仲が悪くなった時は仕事がやりづらくなることもあります。

仕事とプライベートは別であると割り切って、気分を切り替えることができれば良いのですが、影響が出ることも覚悟しなければならないでしょう。

このように不都合なことも出てくるのです。

さらには公私混同するような事態になることも考えられます。

仕事のパートナーを恋人にするかどうかについては、人それぞれ考え方が異なりますが、メリットとデメリットを考えて決めるようにしましょう。

恋愛は自分と釣り合いが取れる相手と!

f:id:jeff777:20160518194835j:plain

天秤にかけてみる!

恋愛をする時は自分と釣り合う相手を選ぶことが大切です。釣り合わない相手をチョイスすると長く交際するのが難しいのです。

つまり、目の前に大きな天秤があり、左側の皿にあなたが乗って、右側の皿に相手が乗った場合、バランスが取れていれば恋愛は長続きしやすい傾向がありますが、バランスが悪ければ長続きしないということです。

この天秤は、もちろん体重を基準にして重さが決まるわけではありません。その人が持っている魅力や価値などで重さが決まるのです。

これは私が独自に考えた理論ですが、現在、恋活をしている人は1つの参考にしてください。

例えば、学歴が極端に違う男女の恋愛を考えてみましょう。一流大学出身のエリートサラリーマンの男性と中卒で高校へ進学せずに工場などで働いている女性では、全くバランスが取れません。

全く会話が噛み合わないことも考えられます。

また、経済力に大きな差があるケースでも同じようなことが言えます。大企業の社長令嬢と肉体労働をしている貧しい青年の恋愛も全く釣り合いません。このような設定の恋愛は映画やドラマで出てくることがありますね。

このように天秤がどちらか片方に大きく偏ってしまうと、なかなか恋愛はうまくいきません。

育った環境などが大きく異なれば、価値観などにも違いが生じてしまいますので、意見の食い違いが出ることが多いでしょう。

ところで、街中で見かけるカップルなどは美男と美女の組み合わせが多かったり、どこか外見的に特徴が似ている男女が一緒に歩いていることが多いような気がします。

中には年配の男性と若い美女のカップルもいますが、全体的には似たもの同士の恋人たちをよく見かけます。

これは恋人を選ぶ時に無意識のうちに相手を天秤にかけて、自分と釣り合いそうな人を選んでいることが考えられます。

また、人は自分と顔の特徴が近い人を好む傾向があると言われていますので、それが影響していることも考えられます。

バランスを取るには努力が必要

それでは、もし自分とバランスが取れない人を好きになってしまった時はどうしたら良いでしょう?

そんな時は相手と釣り合いが取れるように努力することが大切です。

医師や弁護士などの優秀で収入が多い男性を好きになった女性の方は、対等に会話ができるように知識や教養を身に付けたり、難しい資格を取得して、なるべく男性に引け目を感じないようにスキルアップしましょう。

勉強が苦手な人は他の分野で努力する方法もあります。特殊な技術を身に付けたり、得意な才能を伸ばして仕事に活かすなどの方法で、社会で活躍できる女性になれば良いのです。

学力や仕事では全く対抗ができないという人は、他の分野で勝負しましょう。

女性であればエステサロンなどで容姿を磨く方法があります。美しい女性とお金持ちの男性が結婚するのはよくある話です。

また、男性であれば、仕事で成功して多くの収入を得ることができるように頑張りましょう。それによって魅力的な女性をゲットできる可能性が高くなります。

要するに同じ分野でバランスが取れなければ、他の分野で努力して好きな人と釣り合いが取れるようになれば良いということです。

では、不釣り合いであるにもかかわらず相手と交際したら、どのような問題が発生するでしょう?

それは優位に感じているほうの態度が大きくなったり、劣っていると自覚しているほうは劣等感を感じて相手に遠慮するようになることが考えられます。 

このような理由から、恋愛をする時は自分と釣り合いが取れる相手を選んだほうが良いと思います。

恋愛は理不尽で不公平なもの!

f:id:jeff777:20160513202433j:plain

外見が恋愛に与える影響

世の中において理不尽で不公平だと感じるものはたくさんありますが、恋愛もその中の1つです。

若い頃は、カッコイイ男性や美人の女性は異性にモテるのは事実ですし、逆に容姿が良くない人は恋愛とは縁がない生活を送る人が多いのです。

つまり、生まれたときの顔やスタイルなどで、ある程度モテる人とモテない人が分別されてしまうのです。

これについては、自分の努力とは関係ありませんので、理不尽で不公平と感じたことがある人も多いと思います。

もちろん、どれだけ外見が良くても中味が悪ければ恋愛はできませんが、最初に外見で恋愛対象になるかどうかの判断をする人がいます。

外見で恋愛対象を絞った後で、性格などの中味をチェックしているのです。

建前では恋人は100%性格で選ぶと発言している人でも、本音は30%くらいは外見も気にしていますし、ルックスも少なからず影響を与えているのです。

実際に2人の優しい男性に言い寄られている女性がどちらと交際するか迷っている時に、最終的にはカッコイイ男性を選ぶことが多いのではないでしょうか?

たとえ、外見が恋人を選ぶ際の条件としての優先順位が低くても、影響を与えていることは間違いありませんので、理不尽であり不公平であると感じてしまうのです。

惚れたほうが負け!

恋愛関係にある男女は対等に交際したいものですが、交際しているカップルを見ると理不尽で不公平だと感じることがたくさんあります。

例えば、男性がデートの約束をすっぽかしたり遅刻してきた時は、女性は男性を叱ったり注意するのは当然のことですが、男性に惚れていて別れたくないのであれば、不愉快な思いをさせないためにも、つい許してしまうことがあります。

その一方で、相手から不平不満を言われたら、それを素直に受け止めて聞き入れてしまうのです。

そのためストレスを感じてしまうことがあります。

また、相手にベタ惚れであれば、我儘なことを言われても従ってしまったり、交際全体が相手中心になってしまうこともあるのです。

結局、惚れたほうが負けということなのでしょう。

しかし、相手の気持ちを繋ぎとめておくためには、理不尽で不公平な交際も仕方がないかもしれません。

ただし、このような恋愛はいつか我慢の限界がくることが考えられますので、長続きしないかもしれませんし、惚れられている側は、あまり調子に乗りすぎると愛想を尽かされてしまいますので気を付けなければなりません。

最も良いのは、公平な立場で付き合うことです。

突然!交際相手への愛情が冷めてしまうのは、どんな時?

f:id:jeff777:20160512150807j:plain

ケチでセコイ男性

どんなに好きな相手と恋人関係を築くことができたとしても、ふとしたことで交際中に愛情が冷めてしまうことがあります。

それは相手の言動に失望したり、意外な一面を見てしまった時に起こるのですが、付き合ってみなければわからない部分がありますので、仕方がないことかもしれません。

では、実際に愛情が冷めてしまうのは、どんな時でしょう?

まず、最も多いのはケチでセコイ男性が女性をガッカリさせてしまうパターンです。デートの途中で女性が切れてしまうこともあるそうです。

例えば、食事代などを完全割り勘主義にして、1円単位まできっちり計算して請求する男性がいますが、これは嫌われやすい典型的な例です。

また、レストランなどでご飯を食べて、会計の時に、自分が注文したメニュー分のお金と伝票を女性に渡して、さっさと外に出てしまう男性もいけません。責任感がなく自分勝手な性格だと思われてしまうでしょう。

それ以外でも、食事をする場所を選ぶ時に、わざわざ苦労して安い店を探したり、割引クーポンを使えるお店を選んだので、長い距離を歩かされて女性が疲れてしまうなど、相手の気持ちよりも「安さ」を優先させる人は完全に嫌われるタイプです。

このような男性は振られても仕方がないでしょう。女性としても自分の彼氏がこのような性格では交際する気になれないかもしれません。

しかし、時と場合によっては費用を節約するという行動は決して悪い事ではありません。

遊園地やテーマパークなどで食事をしたりジュースを買うと値段は高いですし、食堂はとても混雑しています。そこでスーパーやコンビニなどで買ったお弁当やペットボトル入りの飲料を持参すれば、費用は安くて済みますし、食事をする際に長時間待たされることもありませんので一石二鳥です。

結果的に費用が安上りでも、混雑している食堂を利用しないで済みましたので、気遣いができると好感を持ってくれるのです。

相手のことを第一に考えるような行動であれば、ケチでセコイと思われることはありませんし、女性は喜んでくれるのです。

失望させてしまう女性とは? 

これまでは女性を失望させてしまうケチでセコイ男性についてお伝えしてきました。

では、逆に男性が女性に失望して愛情が冷めてしまうのは、どんな時でしょう?

よく耳にするのが、彼女の部屋へ遊びに行った際に、あまりにも汚くて唖然としてしまう時だそうです。

実際に「部屋中がゴミだらけで洗濯物が溜まっていて、とても住めるような場所ではなかった」という声を聞いたことがあります。

これは相手が美人であればあるほど、そのギャップに驚いてガッカリすることでしょう。

このような人が彼女であれば、もし将来結婚しても家事をしっかりやってもらえないと思い、男性も離れて行ってしまいますね。

また、友達や他人の悪口を言う女性も男性から嫌われます。優しくて思いやりがある女性だと思っていたのに、2人きりになった途端に誰かの悪口を言うと、その瞬間に愛情は冷めてしまうことがあります。

また、嘘をついていて、それがバレた瞬間に冷めることもあります。

このように男性からの愛情が一気になくなってしまうことがありますので、女性の方は気を付けてください。

恋愛に積極的な国はどこ?

f:id:jeff777:20160506090830j:plain

日本人は世界の中でも恋愛に消極的な国と言われています。

これはシャイな国民性が影響していると思われますが、この傾向は近年になってますます強くなっているように感じます。

特に男性が女性にアタックするケースが少なくなりました。草食系男子と呼ばれている男性が増加しているため、恋愛のきっかけが減少しているのです。

私たち日本人の性格として「自己主張が弱い」「自己表現が下手」「おとなしい」などの特徴がありますが、これが美徳と考えられていますので、自分の気持ちを前面に出さなくなっています。

それが男女の恋愛にも反映されているのでしょう。

しかし、そんな日本人の性格は他の国へ行くと全く評価されませんし、逆にマイナスのイメージを与えることにもなります。

では、世界の中で恋愛に積極的な国はどこでしょう?

これは男性と女性で異なるようですので、男女別にご紹介します。

ナンパをする男性が多い国は?

恋愛に積極的であるかを判断する材料として、「ナンパをした経験がある」というのが1つの目安になります。

日本テレビで放送している「なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付」という番組でナンパが多い国ランキングが発表されたことがあります。

それぞれの国の男性に対してナンパをしたことがあるかアンケートを行ったところ、第一位がリトアニアで93.5%、第二位がイタリアで92%、第三位はオーストラリアで90.8%だったそうです。

そんな中で日本は13.8%で、アンケートを行った国の中でもかなり下のほうでした。

第一位のリトアニアは名前を知っている人は多いと思いますが、詳しく知っている人は少ないと思います。東ヨーロッパにある共和制国家でバルト3国の最も南に位置しています。

人口は325万人で面積は6.5万平方キロメートルです。人口は横浜市よりやや少ない程度で、面積は九州本島、四国島、山口県、島根県を合わせたくらいの広さに該当します。

第二位のイタリアは日本でもお馴染みの国で、男性が女性に対して積極的であることは有名です。

男性は毎日のようにナンパをしている人が多く、女性も1日に何度も声を掛けられることがあるそうです。

第三位にオーストラリアがランクインしていますが、日本からオーストラリアに留学している女性が、現地の男性に頻繁に声を掛けられていると聞いたことがあります。

とても陽気でマイペースな性格の人が多いそうですので、「何とかなる」というプラス思考が働いてナンパをするのかもしれませんね。

これらの国に対して、日本ではあまりナンパは社会的に好ましくない行為と思われている風潮がありますので、経験者が少ないのでしょう。

男性に告白する女性

最近は国内では草食系男子が増加したことにより、肉食系女子が目立つようになってきたと言われていますが、世界の女性と比較すると足元にも及びません。

日本の女性はどちらかと言うと「受け身」であり、男性からの告白を待っているケースが多いのです。

では、外国の女性はどれだけ恋愛に積極的なのでしょう?

以前、世界番付(日本テレビ)で37か国の女性を対象として、好きな男性に告白した経験があるかどうかアンケートを行った結果が発表されたことがあります。

その時は第一位がメキシコで94.4%、第二位がスウェーデンで91.8%、第三位がポルトガルで91.7%だったそうです。

ちなみに日本は最下位で51.8%でした。

これを見ると上位3か国は10人中9人以上ということになりますので、ほとんどの人が告白をした経験があるということですね。

それに対して日本の女性は2人に1人しか告白していないことになります。

この数字から言えることは、日本の男性で女性に告白されたことがないからといって、自分には魅力がないと悲観する必要はないということです。

やはり今でも男性が積極的に行動しなければ、なかなか恋愛は始まらないのかもしれません。

 

女性の美人の条件について

f:id:jeff777:20160502184454j:plain

それぞれの時代の美人

日本において美人の条件というものは、それぞれの時代によって異なります。それは当時の文化や流行などが影響していると考えられます。

美人というのは男性の心を掴むパワーを持っていますので、恋愛経験が豊富な人が多いと言われていますが、中には美人過ぎて男性に敬遠されて恋愛をしたことがないという人もいるそうです。

いずれにしても美人は男性の恋心を悩ませる存在です。これはいつの時代も変わりません。

百人一首には平安時代の歌人の和歌が集められていますが、男性が好きな女性を思う気持ちを表した恋愛の歌も多いのです。

それでは昔の日本では、どのような女性が美人と判断されていたのでしょう?

様々な文献や遺跡などから判断すると飛鳥時代頃から基準ができたと考えられています。

藤原京(694~710年)の時代に築造された高松塚古墳の壁画から判断すると、飛鳥時代は、ふっくらとして、切れ長の目の女性がモテていたと推測されます。切れ長の目とは、目尻が細長く切れ込んだ歌舞伎役者のメイクのような目を指します。

そして奈良時代になると豊満な感じで顎がぽっちゃりしていて、眉毛が太くて、口が小さい女性が美人の条件だったようです。当時は元正天皇(げんしょうてんのう)がその典型でした。

平安時代は、下のほうが膨らんだ「下膨れ」のような輪郭の顔で、目が細く、小さく尖った鼻の女性が人気がありました。和泉式部や小野小町などが有名です。

江戸時代になると、一重の切れ長の目、小さな口、筋の通った高い鼻、肌が白くて面長の女性がモテたようです。当時の浮世絵などには、そのような女性がたくさん描かれています。

しかし、江戸時代は250年続きましたので、美人についての認識が初期から末期にかけてどんどん変化しました。わずか数十年の間に全く違った雰囲気の女性が美人と言われるようになることもありました。

江戸庶民の文化や流行などが即座に反映されていたのかもしれません。

このように女性の美人の条件は時代によって変化していました。

現代はどうでしょう?

それでは、現代ではどのような女性が美人と言われているでしょう?

まず、美人顔の条件としては「顔の輪郭が卵型」「目がパッチリしている」「鼻は小さくて筋がきっちり通っている」「口がちょうど良い大きさ」「歯並びがきれい」「肌がツルツル」などが挙げられます。

そして最も肝心なことは顔のパーツのバランスが良い事です。

黄金比率と呼ばれているものがあり、「毛髪の生え際から眉毛の上までの長さ」「眉毛の上から鼻の下までの長さ」「鼻の下から顎の先までの長さ」の3つの長さの比率が同じであれば美人に見えるそうです。

また、これらに加えてスタイルやプロポーションが良い人も美人の条件として挙げられます。

昔から8頭身は美人と言われていますが、最近は9頭身の女性も登場しています。日本人の平均が6~7頭身ですので、これらの女性はとてもカッコ良く見えるのです。

しかし、一般的に美人と言われている女性であっても、すべての男性が美人を好きになるわけではありません。

つまり、どんなに美人であっても、すべての人にモテる女性は存在しないということです。

男性は人それぞれ好みが異なりますし、外見にこだわりを持っていない人もたくさんいます。

そのため美人だからと言って素敵な男性と恋愛ができるとは限りませんし、たとえ美人でなくてもカッコいい男性と結婚することができるのです。