恋愛なんでも研究室

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女性にモテる男性像は時代と共に変化する!

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昔はどんな男性がモテたのでしょう? 

女性は交際したり結婚する男性を選ぶ時に、どのような点を重視するのでしょう?

これは人によって異なりますが、それぞれの時代によって大きな特徴があります。

つまり、昔と今を比較するとモテる条件が微妙に変化しているということです。

かなり昔の話になりますが、今から約450年前の安土桃山時代にできた遊郭は、江戸時代になると全盛期を迎え、多くの男性が素敵な女性に会いに通いました。

実は遊郭では女性の立場が強く、せっかくお客として訪れた男性を「振る」ことができたそうです。そのため男性は遊女にモテるように一生懸命に努力していました。

当時人気があった男性は、話が上手で芸達者、色白で端正な顔立ちの二枚目タイプだったそうです。

そんな中で、身分が高く剣術に優れていて逞しい武士は女性にモテたと思いがちですが、武士は主君に仕える身であり、社会的に見ても、女性と遊ぶなどの自由な恋愛ができる立場ではなかったようです。

そして明治、大正、昭和初期も似たようなタイプの男性が女性から支持されていました。

戦後になると少し不良っぽいけれど、スポーツが万能で学力優秀、そして正義感を持っているヒーロータイプがモテるようになります。

これはスポ根漫画や石原裕次郎の映画などがヒットしたことが大きな要因であると考えられます。また、東京オリンピックなどの影響もあるかもしれません。

スポーツができてカッコいいタイプの男性は憧れの的でしたし、多くの女性が恋愛の対象として考えていたのです。

バブル期から現代に至るまで

1986~1992年まではバブル期と呼ばれ、今では考えられないような好景気でした。金融や資産運用で莫大な利益を上げる人や事業を始めて大成功するする人が続出したのです。

そんな時代でしたので、三高と呼ばれる男性が女性からモテました。

三高とは、「高身長」「高学歴」「高収入」です。つまり、カッコよくて、頭が良くて、お金持ちの男性のことを指します。

一流企業で働くエリートサラリーマンや青年実業家が大人気で、地味で堅実な職業に就いている人はあまりモテなかったのです。

しかし、バブルが崩壊してから現代に至るまでは、三平の男性を求める人が増えてきました。 

三平とは「平均的年収」「平凡な外見」「平穏な性格」の3つです。

それでは、この三平にはどのような思いが込められているのでしょう?

平均的年収というのは、収入は人並みでも失業することなく安定した職業に就いている公務員のような人が良いということです。

平凡な外見というのは、カッコいい人は女性から言い寄られることがあるので、浮気の心配をしなければなりません。そのため浮気の不安が少ない平凡な人を選びたいというものです。

平穏な性格は、喧嘩や言い争いをしないで、仲良く楽しく過ごしたいという女性が増えていることが原因であると考えられています。

つまり、「贅沢はできなくても、安定した幸せな生活が送れれば良い」という考え方に変化しているのでしょう。

今は景気が悪く、いつ失業するかわからない時代です。バブル期と比較すると全然違います。そのため高望みをしなくなっているのです。

ところで、男子高校生に将来なりたい職業についてアンケート調査を行ったところ、第一位が学校の先生、第二位が公務員、第三位が研究者や大学教員だそうです。

この結果からも、男性も安定した職業に就くことを強く希望していることがわかりますね。

女性にモテる男性像は時代と共に変化しています。

今の時代を生きている男性の方は、三平を意識することができれば素敵な恋愛ができるようになるでしょう。