恋愛に関する諺について
愛してその醜を忘る
恋愛に関する名言や諺は世の中にたくさんあります。
これらは恋愛に悩む人の指南役になったり、納得させられるものもありますが、あまり教訓として活かせないものまで様々です。
そんな中で私が共感している諺を3つ取り上げてみたいと思います。
1つ目は「愛してその醜を忘る」という諺です。
これは相手を本気で愛してしまうと、その人の良い点ばかりが目に入り、悪い点については全く気にならないというものです。
私は、この諺と同じ気持ちを学生時代に痛感したことがあります。
大学に入学した頃に中学時代からずっと片思いだった女性にアタックして、 恋が実り半年間交際したことがあります。
私は長い間彼女のことが好きでしたので、初デートの前日は緊張して眠れませんでしたし、彼女に慣れるまで顔が赤面したり、手を繋ぐ時も震えていました。
当時はそんな純情な心を持っていましたので、常に頭の中は彼女のことしか考えていませんでした。
そのため彼女の長所や短所を含めて、すべてを好きになったのです。
彼女は優しくて可愛い女性でしたが、とてもルーズでだらしないところがありました。
約束の時間に遅刻することは日常茶飯事でしたし、待ち合わせ場所を間違えることもありました。それに加えて、物を失くしたり、歩いていてよく転ぶことがありました。
そんな欠点を「可愛い」と思い、どんなことも受け入れていたのです。
また、このような女性は守ってあげたくなってしまうものです。
「また転んで膝をすりむいちゃった。私ってドジね!」などと愛くるしい笑顔で話し掛けられるとメロメロになり、彼女への愛がどんどん深まっていく感じがしました。
しかし、どんなに深い愛であっても長続きさせるのは難しく、そんな彼女への愛にも終わりが訪れたのです。
「愛想も小想も尽き果てる」と「愛は小出しにせよ」
2つ目の諺は「愛想も小想も尽き果てる」というものですが、これは相手の発言や行動などに愛想が尽きて、愛情がなくなってしまうことです。
相手を心底好きだったにもかかわらず、時間が経つにつれて徐々に愛情が薄れてしまったり、ある出来事をきっかけに嫌いになるのはよくあることですが、私もいつの間にか彼女への愛情がなくなっていくことを感じていました。
そしてお互いに連絡を取り合うことがなくなり、自然消滅という形で別れました。半年間という短い間に恋愛感情が燃え尽きてしまった感じです。
私が共感した3つ目の諺は「愛は小出しにせよ」というものですが、これはあまりに愛情が強すぎると長続きしないので、ほどほどにしたほうが良いというものです。
正に今回の私のケースに当てはまる諺だと思います。
結局、これらの諺から恋愛はほどほどにしたほうが良いということを学びました。